毎年8月の下旬に土地家屋調査士の試験があります。
8月に行われる筆記試験での合格者のみが、11月の口述試験に
進むことができ、最終合格発表は12月になります。
この試験は、年齢、性別、学歴に関係なく、どなたでも受験する
ことができます。
また、測量士、測量士補、一級・二級建築士の資格を有していれば
一部科目免除され受験できます。
受験会場は全国で行われますが、この地域では名古屋が近いですね。
土地家屋調査士は不動産登記の専門家として、法務省に認可された
「国家資格者」です。
測量だけでなく境界確定や登記申請も行うので、
「作業服を着た法律家」と呼ばれています。
ただ、、行政書士や司法書士に比べると知名度が低い資格です。
いや、かなり危機的な状況かもしれません。
というのも、法務省が発表している今年度(平成26年度)の出願状況を
みると愕然とします。(以下参照)
平成26年度土地家屋調査士試験の出願状況について(資料)
土地家屋調査士試験の出願者数は、近年減少傾向にあり、本年度の
出願者数は、昨年度に比して263人減、増減率で4.4%減の5,754人
となった。
「・・近年減少傾向・・」の文字に目がとまります。
さらに他の資格状況が気になり、調べてみると
<行政書士>
平成元年度の受験者数は21,167人
平成25年度の受験者数は55,436人
2倍以上!!!
<司法書士>
平成元年度の出願者数は18,234人
平成25年度の出願者数は27,400人
1.5倍!!!
あらためて、、
<土地家屋調査士>
平成元年度の出願者数は14,300人
平成25年度の出願者数は6,017人
5割以上減・・・
これは、ただ人気がないだけで済まされないですね。
ただ気になるのは、仕事内容がわかった上で不人気なのか
単に認知度が低いだけなのか、、、
せめて後者であってほしい気がします。
しかし、捉えようによっては、大変穴場な資格ではないでしょうか。
受験者数の減に伴い、合格率は2倍に増えていますし、
若い力を必要としている業界です。
なにより土地家屋調査士の仕事は大変やりがいのある仕事です。
(また、詳しく業務紹介していこうと思ってます)
ということで、当事務所では土地家屋調査士を目指す方を
スタッフとして募集しております。
経験、資格は問いません。
将来、土地家屋調査士として誠実に業務に取り組む目標を
お持ちの方をお待ちしております。
(詳しい求人内容は当HP の「スタッフ募集」及び刈谷ハローワーク
をご覧下さい)
土地家屋調査士 梶